2020年5月20日水曜日

5Gって....

最近5Gが始まれば(一部で始まってますが)いろんなことできるんだよね?という人が周りに多いです。確かに一部ではドラえもんも出没していますが・・・・

実際どうなんでしょうか?細かい詳細は専門家に任すとして、自分の思うところを書いてみると・・・

”ぶっちゃけできることは4Gと大差無いのでは?”

とはいえ、何か変わるからやるのであって、では何が変わるのか?

1. 通信速度が早くなる
これは帯域の話ですが、よく考えれば当たり前の話で、割り振られる帯域が広いため通信速度が上がるのは当然。そこで1Hzあたりの転送ビット数(周波数利用効率とかで呼ばれています)で考えてみると実は4Gが15bit/Hz、5Gで30bit/Hz(最大)、なんと2倍程度にしかなってません。あれ?そんなもの?と思われるかもしれません。でも通信路に対する帯域って理論的に限界があるので、今の状態でほぼ限界に近いのです。
無線周波数は有限です、広い帯域を使うためには空きのある高い周波数を使わなければなりません。したがって直進性が強く、減衰しやすいカバレッジが狭い高い周波数を使うことになります。もちろん空きがあれば低い周波数も使えます。でも低い周波数は利用可能な帯域が狭いです。そうすると5Gであっても通信速度は遅くなります。魔法はないですね。

2. 遅延が小さい
これもいろんなところで謳い文句が出ていますが、あくまでも携帯網の中の話です。携帯網内の遅延が数マイクロ秒に抑えられますが、ほとんどんお世の中のサービスは携帯網の外にあります。効果はあまり期待できないかもしれません。そもそも世の中のサービスでそこまでのリアルタイム性が必要なサービスは一部です。(ゲーム、遠隔医療などは低遅延が必要。多分)今後これらのサービスが携帯網の中のサーバーで実現されるようになると効果が上がってくるのではと思います。(MECなどと言われている)しかしそうすると携帯事業者の思惑通りですねぇ。低遅延サービスにのっかてくるサービス事業者からお金取るんでしょうね。

3. 接続数が多い、IoTの本格利用ができる。
5Gでは1平方kmで100万デバイスをサポートすることを目指しています。4Gでも数千サポートできますが、この数はすごいですね。ユーザの目に触れませんが、ある意味5Gの一番すごいところはここかもしれません。ただこれも必要になるのってすぐじゃ無い気がします。

あれ、なんかまだ5Gってそんなにすぐ必要じゃ無い気がしませんか?

よくテレビで見るVRとか、多視点のスポーツ観戦、AIとかバズワード的なものがあるけど、よく考えると5Gとあまり関係ない気が・・・・ あれって便乗〇〇? 家庭内は別にWiFi、Broadbandでいいですし、配信側も無線区間でやる必要はない気が・・・・

5Gって本当に企業の覇権争いです。アメリカのAT&Tなんて5Gサポートしていないのにアイコンだけ出して訴えられたりもしてました。ユーザに意味のある5Gにぜひしてほしいものです。ユーザ置いてきぼりで6Gのやってますって言ってる会社もちらほら見受けられますが。

以上ある一部の視点からの見解です。


2020年4月28日火曜日

ゆるーくブログ再開します!

しばらくぶりの投稿です。

DLNA関連で記事を書いていましたが、8年たち業界が大きく変わってしまいました。改めて最近の技術やユースケースなどITに絡む話を広く、ゆるゆると書いていこうかなと思ってます。

さてこのブログで取り上げていた、私が当時映像視聴に愛用していたTwonkyもその製造元のPacketVideo社の解散の後、別会社に引き継がれました。残念ながら日本市場では目にする機会があまりなくなってしまいました。*現在でも音楽NAS等でハイレゾ向けに継続利用されています。DLNA自体もそのミッションを終了したとのことで、その役目はOCFやSpireSpark等に引き継いでしまいました。

映像の市場も地上波・CATV・IPTV含めた放送からサブスクリプションのVODにシフトしてきており、今や映像に関してはNetflix, Apple, Amazon Prime等の海外勢と日本の配信業者が熾烈なパイの奪い合いを繰り広げています。また、当時はガジェット好きのアイテムだったAppleTV、Chromecast, Fire TV Stick等も今やごく当たり前のようにサービスと組み合わせて利用でき、広く一般で使われています。私も含めですが、だいぶ録画文化からオンデマンド文化へ切り替わってきたんじゃないかなと思います。楽ですもんね。

ブログゆるりと再開します。<br /> <title> <br /> しばらくぶりの投稿です。<br /> DLNA関連で記事を書いていましたが、8年たち業界が大きく変わってしまいました。改めて最近の技術やユースケースなどITに絡む話を広く、ゆるゆると書いていこうかなと思ってます。<br /> <br /> さてこのブログで取り上げていた、私が当時映像視聴に愛用していたTwonkyもその製造元のPacketVideo社の解散の後、別会社に引き継がれました。残念ながら日本市場では目にする機会があまりなくなってしまいました。*現在でも音楽NAS等でハイレゾ向けに継続利用されています。DLNA自体もそのミッションを終了したとのことで、その役目はOCFやSpireSpark等に引き継いでしまいました。<br /> <br /> 映像の市場も地上波・CATV・IPTV含めた放送からサブスクリプションのVODにシフトしてきており、今や映像に関してはNetflix, Apple, Amazon Prime等の海外勢と日本の配信業者が熾烈なパイの奪い合いを繰り広げています。また、当時はガジェット好きのアイテムだったAppleTV、Chromecast, Fire TV Stick等も今やごく当たり前のようにサービスと組み合わせて利用でき、広く一般で使われています。私も含めですが、だいぶ録画文化からオンデマンド文化へ切り替わってきたんじゃないかなと思います。楽ですもんね。<br /> <br /> <br /> <br /> <br />

2012年6月24日日曜日

TwonkyBeam DTCP-IP対応レコーダと動作可能端末について

Twonky BeamでBDレコーダと連携する際にはBDレコーダと使用する端末(チップセット)との組み合わせが重要ですが、なかなか分かりにくいところです。

ネットの記事や公開されているカタログ、仕様&自分で試してみたものを元にまとめてみました。 あくまでもカタログ上での予想がほとんどで、全てを試したわけではありません、念のため(笑)。

このひっそりやってたブログも最近見てくださる方がいるようなので、ぜひ試してみてください。



 対応レコーダ

PacketVideo社公式ホームページには以下のソニーのレコーダが謳われています。

BDZ-AX2700T、BDZ-AT970T、BDZ-AT950W、BDZ-SKP75、BDZ-AT770T

これらはどうやらトランスコーダを搭載しており、録画モードに係わらず720pでH.264/AACに自動変換してくれるそうです。 つまり1080i(1920x1080インターレース、放送向け)が再生できなくとも720pHDを再生できるアンドロイド端末で有ればほぼ再生が可能と思われます。 最近発売しているAndroid4.0端末(TwonkyBeamでDTCP-IPはAndroid4.0以上が必須)で有ればほぼ720pは対応しているはずなので、再生できないことはほぼ無いとみて良いのでは?上記BDのモデルを持ってる人にはTwonkyBeamは必須アプリではないでしょうか。

また、詳しい人の間では有名な話ですが、パナソニック製DIGAのBDレコーダも手動でトランスコードができます。事前に”持ち出し番組作成”をおこなっておけば持ち出し番組のフォルダに携帯端末向けにトランスコード(VGA, H.264/AAC)を行ってくれます。
公式ページには謳われていませんが、DIGAの持ち出し番組もAndroid4.0の端末でほぼ全機種行けると思われます。

また余談ですが、ソニーの上記機種とDIGA ではライブチューナでの再生もできます。

その他のトランスコーダの無いレコーダ

その他のレコーダは基本的に録画モードに依存します。映像H.264、音声AACを使用しているモードのみ再生できます。またモバイル向けのトランスコーダを使用しないのでテレビ向け1080i(インターレース)の再生能力がAndroid側に必要になります。(再生能力については後述)

各社録画モード一覧

シャープAQUOS


パナソニックDIGA(上記持ち出し設定をしない場合)


東芝REGZA


ソニーBRAVIA(BDZ-AX2700T、BDZ-AT970T、BDZ-AT950W、BDZ-SKP75、BDZ-AT770T
以外)


注1: 赤字はアンドロイド端末上で再生不可、黒字は可

注2: 
- 緑のハイライトは映像、音声供に再生可
- 黄色のハイライトは映像、音声どちらか片方再生可
- グレーのハイライトは映像、音声ともに再生不可

Android再生能力

さて次は対応Android側の再生能力についてです。現在発売されているアンドロイド端末はほぼTI社、クアルコム社、NVIDIA社のどれかのチップセットを使っています。自分の端末がどのCPUかを以下で調べてみてください。
クアルコム社
http://ja.wikipedia.org/wiki/Snapdragon
TI社、OMAP
http://ja.wikipedia.org/wiki/Texas_Instruments_OMAP

NVIDIA社、Tegra
http://ja.wikipedia.org/wiki/NVIDIA_Tegra
なお、サムソンはサムソンのchipsetでいずれも1080iまで再生できます。

以下がネット上のチップセット情報、端末情報をまとめた再生能力一覧です。
*時間の関係上一応あまり古いものは含めていません。

 

おそらく、チップセットを実際に端末化する各携帯メーカによっては上記
の通りにならないかもしれません。(あくまでも予想ですので、ご容赦を・・・)

前述のソニーのレコーダや、DIGAの持ち出し番組は720pHDに○があれば再生できるはずです。
---> (この表のピンクにハイライトされているOMAP3630以外)

その他のレコーダに関しては、1080iHDに○が付いている必要があります。
       --->(この表の緑のハイライトのみ)





2012年6月22日金曜日

TwonkyBeamを使ってみた

TwonkyBeamの使い方です。
簡単にメインのネット動画再生、地デジDTCP-IP再生機能を試してみます。

起動するとこのような初回起動時にはこのような画面が開きます。



TwonkyBeamはDLNAサーバも持っており。Androidの端末自体をサーバにすることが出来ます。そのサーバ設定をここで行います。共有したい(ネットワークに公開したい)メディア種別の初期設定ここで行います。設定は各無線LAN環境(SSID)ごとに保存ができます。

初期設定が終わると、いよいよメインの画面が立ち上がります。


TwonkyBeamは基本的に2モード用意されています。
1. インターネット動画用ブラウザモード
2. ローカルネットワーク用DLNAクライアントモード

立ち上げ時は1のモードで立ち上がります。右上の家の?ボタンをクリックすることで2のモードへ移行します。
二つのモード共通で使うメニューとしてレンダラの選択があります。これは右フリックすることで以下の様な画面が現れます。

 

ここではレンダラとして、携帯端末とネットワーク上にあるブラビアが見えています。
この画面でレンダラを切り替えることができます。 またこの画面でレンダラの再生制御も行えます。(一時停止、再開、停止、再生位置変更等)

まずは1のモードでYoutubeをTVで再生してみます。

非常に簡単です。まず先述のレンダラの制御メニューでブラビアを選択しておきます。
ホーム画面からYoutubeのロゴをタップすると、Youtubeのウェブページに移行します。
再生したいコンテンツを選択すると以下の画面になります。ここでBeamのマークがサムネール上に現れます。




このまま、Beamのマークをタップすると、画面下部に"Beam中"の文字が出ると、しばらくして選択したTVで動画再生が始まります。再生制御は前述のレンダラ制御メニュー、或いは画面下部に現れる制御ボタンでも行えます。

では、次にローカルネットワークの地デジコンテンツを端末上にづとリーミングで再生してみます。
(注意:ちなみにここでの使用している画面のスクリーンショットはGalaxy Tab 10.1でAndroid4.0端末ではありません、スクリーンショットがとれる4.0端末がなかったのでこれでスクリーンショット撮影用として代用しています。 実際はこの端末ではDTCP-IP再生はできません)

レンダラ制御メニューでレンダラを”本デバイス”に設定、端末上で再生が行えるようにしておきます。画面上部の家?のボタンをタップし、2のモードに移行します。

 

実は今回対応機器の関係で知り合い宅で試しています。ここではアプリメーカであるPacketvideo社推奨のSonyのBDレコーダがネットワーク上に見えています。このメニューからコンテンツをたどって行きます。 

きちんとジャンル別に分類されています。


再生したいコンテンツを選択すると端末で再生が始まります。
*画面はこのブログ用の代用画像でDTCP-IPではありません



ちなみにこのTwonkyBeamはソニーのBDレコーダと組み合わせると
リアルタイムでテレビを視聴することができます。

 

 ちなみに発表記事によると、今回のようにソニーのBDレコーダを使うには最新のソフトウェアアップデートをBDレコーダに適用する必要があるそうです。
アップデート上のの詳細はこちらで
SONY 本体アップデート情報